開発技術

硬化システム

光硬化・熱硬化・2液硬化・プライマー硬化など多様な硬化技術/量産実績を有しています。お客様の製品用途や製造プロセスなどニーズに合わせてカスタマイズした製品を開発し、市場に新たな価値を提供します。

光硬化技術

紫外線や可視光照射にて素早く(秒単位)硬化させる手法です。この技術は生産タクトの短縮など生産効率の向上に貢献します。また、当社は酸素による硬化阻害を抑制する技術も有しています。接着剤の他、仮固定剤や粘着剤など幅広い製品への適用が可能です。
(アニオン重合、カチオン重合、ラジカル重合、エン-チオール反応など多様な反応機構を利用)

熱硬化技術

加熱にて光が届きにくい部位でも安定した硬化を実現する手法です。低温硬化(60~80℃)および高温短時間硬化が可能な技術を有しており、耐熱性が低い部材への接着、熱履歴を短時間で済ませたい用途や短タクト硬化に対しても
適用が可能です。
(アニオン重合、カチオン重合、エポ-チオール反応、ラジカル重合など多様な反応機構を利用)

2液硬化技術

2つの成分を混合することで硬化させる手法です。主に、主剤と硬化剤を指定の比率で混ぜ合わせることで化学反応を促進させます。世の中に古くからある技術ですが、近年、SDGsの高まりとともに低エネルギー硬化技術として再注目されてきている技術です。

プライマー硬化技術

被着体をプライマー(下塗り剤/硬化助剤)により処理し、その上から接着剤を塗布することで硬化させる手法です。プライマー中の硬化助剤が接着剤中の開始剤を開裂することで硬化が進行します。
また、プライマーによる表面改質も同時に行うことが可能なため接着が困難な部材にも有効な手法となり得ます。

湿気硬化技術

湿気硬化技術は空気中の水分と反応して硬化する手法です。この手法は、光が届かない部位の接着や耐熱性が低い部材の接着に有効であり、また1液反応硬化形であるために主剤と硬化剤を混合する必要がなく作業性にも優れます。